英国ボーディングスクール・英国大学留学を全面的に支援する一般財団法人Tazaki財団の奨学金制度

一般財団法人 Tazaki財団の奨学金制度は、英国のボーディングスクール・英国の大学に留学したいけれど、経済的な負担が大きいので、断念せざるを得ないと諦めていた高校生にも英国留学の道の可能性を開いてくれるものです。東京都の国公立の高校生を全面的に支援してくれる Tazaki財団の存在は、これから進学先を考える小中学生や保護者の方にとっても、予め知っておくことは大いに意味があるに違いありません。

都立西高校卒業後、19歳の時に英国に単身留学された田崎忠良氏。英国大学進学に必要な資格を取得するため2年間の全寮制ボーディングスクールを経てケンブリッジ大学に進学、卒業された田崎氏が「バイリンガル・バイカルチャーの真のグローバルリーダーを育成したい」との想いから、昨年、一般財団法人Tazaki財団を創立されました。


〈財団のホームページより〉

世界がグローバル化に向かい加速しています。このような国際化社会の中で今後社会を担う若者の役割は重要です。 彼らが留学などを通して世界の人と交わり、異文化を経験することにより、いわゆるグローバル人材として、世界で社会貢献できる人間へと成長してもらうことが、今後の日本の発展のためにも必要であることはいうまでもありません。 こうした考えから本財団は特に長い伝統と歴史を誇り、学術・教育が国際的にも高い競争力を維持し続けている英国の学校への学生の留学支援を目的に設立しました。(引用ここまで)

この財団では高校2年生の9月から2年間のボーディングスクールを経て、英国大学に進学を希望する、原則として東京都の国公立高校に在学中の生徒を対象として、ボーディングスクールの2年間と英国大学の3年間の計5年間の学費、寮費、生活費(上限あり)、2回の往復旅費全額が支給されます。留学前の語学研修のプログラムもブリティッシュ・カウンシルより提供されるなど、至れり尽くせりの内容です。
財団の理事にも錚々たる方々が名を連ねています。

以下、〈創立者/理事長 田崎 忠良氏からのメッセージ〉より一部引用。

こうした潮流から、高校生が日本の大学に進まず直接海外の大学学部に入学するといった例も決して 例外的なことではなくなっています。

大学進学に際して魅力ある海外の大学と日本の大学を選択する時代になってきたということになります。
しかし、日本の高校から海外の高校への期限付留学に比較して、高校から直接海外大学学部 (Undergraduate)へ留学するのには相当な費用がかかることも事実です。
こうした中Tazaki財団は、英国パブリックスクールから英国の大学(学部)の5年間の全面支援を いたします。
この試みは、都内国公立高校や文科省からも賛同を得ております。
現在日本では教育のグローバル化の対象は米国が中心となっています。しかし英国は教育において 長い伝統と歴史を誇り、その学術・教育は国際的にも高い競争力を維持し続けています。世界の大学で 先生と学生が一対一のチュートリアルシステムをおこなっているのはケンブリッジとオックスフォード だけです。
私は日本の若者に、日本のアイデンティティを持ちながらバイカルチャルな人間として将来 成長してほしい。そのためには、英国で学ぶことが最適であると確信しております。(引用ここまで)

 全文はこちら↓よりご覧いただけます。

http://tazakifoundation.or.jp/message.html

 

何だか夢のような話ではありませんか?

このような奨学金が出てきたこと自体に、時代の潮流の変化を感じます。それほど日本から世界に貢献できる真のグローバルリーダーの輩出が求められているということなのでしょう。 

残念ながら今年の募集期間はすでに終わっていますが、現在中学3年生以下の方にはまだこれから学ぶチャンスがあります。
ご参考まで2016年度(平成28年度)の募集要項はこちらよりご覧いただけます。
なお、提携ボーディングスクールは田崎氏の母校であるKingswood SchoolChrist’s Hospitalの2校となっています。(2017.3.9現在)

詳細につきましては、一般財団法人 Tazaki財団のウェブサイトでご確認ください。

【追記】
 オンライン記事「高校生の英留学支援、奨学金4000万円 JACリクルートメント最高顧問(SankeiBiz)(2017.4.24)もよろしければご参考にどうぞ。
 田崎氏によるForbes JAPANの連載記事(https://forbesjapan.com/author/detail/1615)も是非併せてご覧ください。