6月15日(月)以降、英国で公共交通機関でのマスク着用義務化

(https://www.bbc.com/news/uk-52927089)

英国政府の発表によると、6月15日(月)以降、英国イングランドでは、バス・電車・飛行機・フェリーなど公共交通機関でのマスクの着用が義務づけられることとなりました。公共交通機関では2メートルの社会的距離を保つことが難しいため、飛沫による感染拡大を抑制する予防策として実施されるとのことです。

医療用マスク(surgical mask)は医療従事者のために確保する必要があるため、一般の利用客は普通のマスクもしくは手作りマスクでも構わないとのこと。口と鼻を覆ってあれば、簡単にスカーフやバンダナを頭の後ろでぴったり結んだものでも代用できます。幼い子供や身体障害者、呼吸困難のある人などマスクが着用できない人は除きます。違反すると乗車拒否され、罰金が科される場合もあります。

このようにイングランドでは6月15日以降は公共交通機関での移動にマスクは必須となりますので要注意です。今後はバッグにマスクを何枚か常備しておくとよいかもしれません。

ちなみにスコットランドでは現在、お店や交通機関でのマスクの着用を推奨しています。
ウェールズでは未だに公共の場でのマスクの着用は推奨されていません。
北アイルランドでは社会的距離が保てない場所ではマスクを着用するよう勧告がありました。

地域によってマスク着用の規範が異なりますし、今後の状況次第で変更される可能性がありますので、注意が必要です。

英国以外の航空会社でも、*KLMオランダ航空など海外の航空会社も原則としてマスクを着用しないと搭乗できなくなっているようです。航空会社にもよりますが、利用客にマスクなどで鼻と口を覆うことを勧める航空会社が多いようです。(*KLMオランダ航空は現時点では8/31までマスク着用を要請 5/11~8/31)

日本でも同様の動きがありました。
日本航空、全日空ともに6月1日以降、空港や機内でマスクを着用することが原則義務化されました。

6月1日以降については、空港および機内においてはマスクを必ずご着用ください(幼児または着用が難しい理由のあるお客さまを除きます)。 マスクを着用されないお客さま、ならびに発熱など体調がすぐれないお客さまのご搭乗をお断りする場合がございます。

JALグループのウェブサイトより引用(https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/other/200428/index.html)

留学などで日本から英国に渡航を予定されている方は、所持品にマスクが入っているかご留意ください。

【追記】2020.6.7

英国政府のウェブサイトに手作りマスクの作り方が掲載されています。↓
https://www.gov.uk/government/publications/how-to-wear-and-make-a-cloth-face-covering/how-to-wear-and-make-a-cloth-face-covering
  

〈参考〉

Coronavirus: Face coverings to be mandatory on public transport
https://www.bbc.com/news/uk-52927089

https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/other/200428/index.html
https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/notice200502/