オックスフォード大生と九大生のコラボによる国際標準の模擬国連 OKMUN キャンプ(OKMUNC) 日本で初開催

Oxford 大生と九大生のコラボで立ち上げる日本初となる国際標準の模擬国連 Oxford Kyushu Model United Nations (OKMUN)キャンプが来たる8月11日から14日まで九大山の家・九州地区国立大学研修所にて開催されることが決まっています。

 Oxford 大生と九大生のコラボで立ち上げる日本初となる国際標準の模擬国連

 Oxford Kyushu Model United Nation (OKMUN)キャンプの開催

 (平成29年8月11日(金・祝)~14日(月) 九大山の家・九州地区国立大学研修所)

九州大学広報室より7月25日にプレスリリースされています。

模擬国連とは国際連合を模して、学生がそれぞれの加盟国の代表として国際的な問題について議論・交渉する世界的な学生会議のことです。

模擬国連そのものは、洗足学園高校や渋谷教育学園幕張高校など、かねてから帰国子女を多く受け入れている高校を中心に、国際関係に関心がある高校生や大学生が参加する一大イベントとして、認知されてきたと思うのですが、今回のプレスリリースを通して、日本で今まで開催されていた模擬国連は国際基準で開催されたものではないという事実を知ることとなりました。

今回開催されるOxford Kyushu Model United Nationsの立ち上げに精力的に活動されているオックスフォード大生は、英国や欧州での多数の模擬国連経験がある方で、 Oxford大学の模擬国連サークルでも活動されています。日本での模擬国連も経験されてみて、両者で随分異なることを身をもって体験されたようです。

プレスリリースにも、

日本の大学では今まで、日本語で行われる全国規模の模擬国連活動がありますが、世界基準とは異なる日本独自のルールで行われてきました。そのため、模擬国連活動自体は学生の国際感覚を涵養するのに極めて有効であるにもかかわらず、海外での模擬国連への参加や日本開催の模擬国連への外国人学生の参加が困難で、我が国の模擬国連活動のグローバル化にとって大きな障壁となっていました。

とあります。

九州大学国際化学生委員会(SCIKyu)が、昨年度より欧州で最も歴史が古い英国 Oxford大学の模擬国連サークルと連携し、日本における新たな世界標準の模擬国連の確立に向けて準備を進め、今回のOxford Kyushu Model United Nations キャンプ (OKMUNC)が開催される運びとなりました。

英国・Oxford 大学、米国 Brown 大学、インドネシア Pelita Harapan 大学等で模擬国連活動を展開する学生委員を招聘し、九大生や全国の大学生とスーパーグローバルハイスクールの指定校の高校生約40名が集うキャンプとなるそうです。議論・交渉、決議案の作成をすべて国際基準に沿って英語で進める模擬国連の基礎知識とノウハウが学べる格好の機会となります。

世界基準の模擬国連が日本に普及することを目指しているOxford Kyushu Model United Nations Camp (OKMUNC)。キャンプの参加者により、世界基準の模擬国連が日本に普及し、日本の模擬国連が世界基準と変わらなくなる日もそれほど遠くないことでしょう。

来年以降も注目の一大イベントとなりそうですね。

詳細は下記ウェブサイトにてご覧いただけます。

  Oxford-Kyushu Model United Nations Camp 2017
  (http://okmun.org)

プレスリリースはこちらから

 facebookではキャンプの様子が日々更新されています!

  Oxford-Kyushu Model United Nations Camp facebook
  ( https://ja-jp.facebook.com/OKMUNCamp)

〈参考〉

  Oxford University United Nations Association (OUUNA)
  (http://ouuna.co.uk)


【追記(8/16)】

   OKUMUNキャンプのことが西日本新聞に掲載されました。よろしければ併せてご覧ください。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/350925/