エディンバラ大学のGlobal Select Pathway Programme


イギリスの大学は日本の高校卒業資格を大学入学資格として認めていないため、Aレベルかファウンデーションを経て進学するのが一般的です。

この大学進学の前提となる条件が、優秀な学生を世界中から集める弊害になっているのではないかという問題意識から始まったプログラムがエディンバラ大学で開講されています。

College of Science & EngineeringのGlobal Select Pathway Programmeです。
http://www.ed.ac.uk/science-engineering/studying/international/global-select

このプログラムの特長としては、一年次に英語を補強するプログラムとイギリスの高校の履修内容とのギャップを埋めるために必要なプログラムが個別に用意され、専任のチューターがつくことです。

国際バカロレア(IB)もAレベルもファウンデーションも必要なく、日本の高校を卒業して進学できるプログラム、個人的にはとても魅力的だと思います。

エディンバラ大学はコンピューターサイエンスに強い大学ですが、IT技術を駆使して、ヴァーチャルツアーも企画されるなど、世界中から優秀な学生を集めようとする工夫が随所に見られて大変興味深いです。

日本の高校3年生の時点で出願できますが、最終的に高等学校卒業証明書(大学から指定の科目で5段階評価の4以上の成績)とIELTS 6.0 各セクション 最低5.5 あるいはTOEFLで92 リスニング、ライティング、リーディング、スピーキングの各セクションで最低20の基準をクリアする必要があります。

書類選考通過者にはプレテストが課されますが、オンライン上で受験できるので、パソコンとインターネットに接続できる環境があれば、ご自宅で受験できます。サンプル問題も公表されています。

詳しくはこちら↓にてご確認ください。
http://www.ed.ac.uk/science-engineering/studying/international/global-select/pre-entry-assessment

イギリスの大学は 同時に5校まで出願できるので、エンジニアを目指す高校生の併願校としてご検討されてみてもよいかもしれません。