(https://kagakudo100.jp/jr/lineup)
日本唯一の自然科学の総合研究所である理化学研究所と株式会社編集工学研究所は、科学の面白さ、深さ、広さが伝わる“科学道100冊“を選書し、10月上旬より全国約500の書店・図書館で新たに「科学道100冊フェア ジュニア」が開催されるそうです。2017年2月より全国の書店および図書館で開催してきた「科学道100冊フェア」に続く第二弾となります。
子どもは好奇心の塊です。「どうして海は青いの?」「なぜ夜になると眠くなるの?」など、身近なこと、身のまわりの不思議がきっかけとなって、未知の領域へと興味の対象が広がっていきます。
「科学道100冊ジュニア」では、未知に挑戦しながら未来を切り開いていく科学者たちのものの見方・考え方を紹介し、科学の面白さ・素晴らしさに気づいてもらうことを目的に、子どもたちに向けて厳選した100冊の本を提案しています。
読書の秋、そしてノーベル賞の秋に、子どもたちがワクワクしながら科学に親しめる100冊の本の中からお気に入りの本を探してみませんか。
フェア開催の書店、図書館では100冊の本を紹介する「科学道100冊ジュニア」ブックレット(B5サイズ32ページ・フルカラー)を配布してもらえるそうです。
もし、書店や図書館がお近くにない場合には、PDF版を(http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/kagakudo/booklet.pdf)からダウンロードできます。
早速「科学道100冊フェア」と「科学道100冊フェア ジュニア」の100冊のリストを眺めてみましたが、我が家でも購入していた本が載っていました。
「せいめいの歴史」と「ろうそくの科学」、そして「思考の整理学」の3冊です。
リストを見て、今さらながら「こんな素敵な本があったんだ」、と知ることとなりました。
今週はノーベルウィークですね。
昨日発表のノーベル生理学・医学賞受賞者の一人、ロックフェラー大学のマイケル・W・ヤング氏ですが、M.ヤング博士の両親は科学や医学のバックグラウンドはなかったものの、本人の科学に対する興味に支援的で、顕微鏡や望遠鏡を与えたそうです。また、特に10代早期に与えたダーウィンの本の中に、体内時計の話があり、興味を惹かれたというエピソードに心が温まります。
(https://en.wikipedia.org/wiki/Michael_W._Young)
良書が子どもに与える影響は計り知れません。ある1冊の本がきっかけとなって興味が湧き、まだ見ぬ世界への扉を開いてくれます。
「科学道100冊」「科学道100冊フェア ジュニア」の中からお子様にとってお気に入りの1冊が見つかるといいですね。素晴らしい本との出会いが本来子どもが持っている科学の芽を伸ばすきっかけとなることでしょう。
「科学道100」の詳細はこちら(https://kagakudo100.jp/)からご覧いただけます。
理化学研究所 理事長 松本紘氏による「読書道」もよろしければ併せてご一読ください。
https://kagakudo100.jp/scientist/matsumoto
松本紘氏は京都大学総長在職中に京都大学と英国ブリストル大学と学術交流の協定を締結されるなどその功績が称えられ、2014年にブリストル大学 名誉工学博士号を授与されています。2017年には、日英の教育・学術の交流への貢献により、英国エリザベス2世女王陛下より英国名誉大英勲章OBE (Honorary Officer of the Most Excellent Order of the British Empire) を授与されています。