サンデー毎日7月25日号「全国87進学校 海外名門大合格実績」から見る海外進学に強い高校

  
毎年恒例のサンデー毎日の海外名門大合格実績が2021年7月25日発売の「サンデー毎日」に掲載されています。

 
記事によれば、コロナ禍で自宅でオンライン授業を受ける留学が一般的になったにも関わらず、高校生の海外大学志向は止まらないようです。授業がすべて英語の国際バカロレア(IB)認定校が公立を含め国内に設置されたことや、帰国子女やネィティブ教員が学内にいることで、海外大学進学情報が入手しやすくなっていることも一因となっているようです。

「サンデー毎日ではスーパーグローバルハイスクール(SGH)や国際バカロレア認定校などを対象に、各校へのアンケート回答を実施し、回答のあった87の進学校の海外大合格者数を掲載。海外の大学は「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)世界大学ランキング上位200校の大学名が記載されています。

一覧表は「サンデー毎日」の記事をご覧いただければと思いますが、その記事に掲載された高校と掲載されていない高校を若干含め、海外大学進学実績のある高校を30校ピックアップしてみました。中にはまだ最新の情報がアップされていない高校もあるようです。

今年はスタンフォード大学やマサチューセッツ工科大学、ハーバード大学、カリフォルニア大バークレー校、ケンブリッジ大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、ユニバーシティー・カレッジ・ロンドンなどの有名大学に合格実績が出ているようです。

英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)、キングス・カレッジ・ロンドン(KCL)やオーストラリアのメルボルン大学などの有名大学にはファウンデーションコースを併設している大学があるのですが、ファウンデーションコースの場合にはその旨明記していただければと個人的には思います。

ここ2、3年の傾向としてはケンブリッジ、インペリアル・カレッジ・ロンドン、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)、キングス・カレッジ・ロンドン(KCL)などイギリスの大学進学者の増加傾向が見られます。

今年は浦和高校、日比谷高校、桜蔭からケンブリッジ大学に合格したとの情報もあります。Tazaki財団、船井情報科学振興財団、江副記念リクルート財団、柳井正財団など英国のトップ大学進学を支援する財団の存在がかなり知られてきたため、英国の名門大学に挑戦しようとする高校生が増えているのだと思います。

※英国の大学の入学選抜制度では受験生が大学の選考を通過した場合、まず大学がConditional Offer(条件付合格)を出し、受験生がその条件を満たせばUnconditional Offer(無条件合格)となり、進学が確定するケースが大半です。

  
2021年 海外名門大学合格実績のある高校(例) 

土浦日大中教
茗渓学園 
浦和 
渋谷教育学園幕張
東京学芸大附属国際中等教育
小石川中等教育
国際 
日比谷 
桜蔭 
大妻中野 
海城
開成
かえつ有明
駒込
駒場東邦
渋谷教育学園渋谷
玉川学園高等部
広尾学園 
聖光学院
洗足学園
加藤学園暁秀
洛南
立命館宇治
甲陽学院
須磨学園 
AICJ
徳島文理
リンデンホール
N
沖縄尚学

  
先頃、通信制のつくば開成からカリフォルニア工科大学の学部と博士課程の両方に合格し、博士課程に進学を決めた金子生弥さんのことが話題になっていましたね。ご本人の才能もさることながら、高校から直接博士課程に飛び級で進学できるシステムがあることに驚きました。