サンデー毎日(2018.8.5)に「全国96進学校 海外名門大合格実績」 の特集がありました。「世界大学ランキング」の200位以内の大学と合格者数、それ以外の大学の合格者数が掲載されています。
サンデー毎日ではここ数年、海外名門大学の合格実績を掲載しているようです。昨年はあいにく見そびれてしまったのですが、一昨年とその前年に見た時よりも、格段に海外大学合格者数が増加しています。
サンデー毎日ではタイムズ・ハイアー・エデュケーションの世界大学ランキング上位200校を明記し、それ以外の大学はその他としてカウントしてあります。(詳細はサンデー毎日をご覧ください)
サンデー毎日の記述によれば、
とのこと。
10人以上(延べ人数)合格実績を出している学校もざっと見た限りでは、
茗渓学園(茨城)
ぐんま国際(群馬)
渋谷教育学園幕張(千葉)
学芸大附属国際中等教育(東京)
国際高校(東京)
郁文館グローバル(東京)
渋谷教育学園渋谷(東京)
順天(東京)
東京女学館(東京)
広尾学園(東京)
富士見丘(東京)
洗足学園(神奈川)
国際情報(新潟)
加藤学園暁秀(静岡)
同志社国際(京都)
立命館宇治(京都)
箕面(大阪)
関西創価(大阪)
AICJ(広島)
西南学院(福岡)
リンデンホール(福岡)
沖縄尚学(沖縄)
があげられます。
私立高校が人数的には多いものの国公立高校も健闘しており、こちらに記載しなかった少人数の合格者を出した学校も含めると、全国各地の学校から海外大学合格者が出てきていることが読み取れます。
洗足学園では、米国の大学受験に必要なSATの試験を学校で実施し、TOEFLの授業を課外で実施しているそうです。エッセーのライティングの指導もしているとのこと。驚いたことに、海外の大学から生徒募集に来るそうです。洗足学園に限らず、海外大学進学希望者に対するサポート体制が充実している学校が海外大学進学には有利であり、学校間格差も拡がっているようです。
数日前に、都立国際高校の国際バカロレアコース第一期生の合格実績が発表されました。東京都教育委員会のウェブサイト上でも公表されています。合格大学にはイギリスやアメリカ、カナダ、オーストラリアの大学に加えて、中国や香港、韓国、台湾の大学もあり、海外の名門大学進学へのルートとして定着しそうな勢いです。
また、中高一貫校で海外での研修制度や留学制度を設けている高校が増えてきているようです。つい先日も、私の母校(高校)で初めて海外研修が実施されたことを同窓会報で目にしたばかりです。しかも研修先はイギリス。2週間イギリスの家庭にホームステイしながら、オックスフォード大学もしくはケンブリッジ大学を訪れる機会があったようです。オックスフォード・ケンブリッジが研修・訪問先ということは思いの外で、大変驚きました。
時代は確実に変わってきているようですね。