ロンドン国際青少年科学フォーラム London International Youth Science Forum (LIYSF)

日本から参加可能なイギリスのサイエンスプログラムLIYSF( Lodon International Youth Science Forum)(ロンドン国際青少年科学フォーラム)をご紹介します。

アジアサイエンスキャンプはサイエンス志向の強い日本の高校生の間でかなり有名だと思うのですが、このアジアサイエンスキャンプ、参加者の中から高校卒業後、MIT、Yale等のアメリカの名門大学に進学した人が出るなど、参加者のレベルが非常に高いサイエンスキャンプとなっています。

※【関連サイト】
https://en.wikipedia.org/wiki/Asian_Science_Camp
https://www.jst.go.jp/cpse/risushien/asc/

一方、今回ご紹介するLIYSFですが、アジアサイエンスキャンプのワールド版とでもいうのでしょうか。開催地がイギリスのロンドンにあるImperial College Londonであることと、ヨーロッパは勿論のこと、世界の多くの国から高校生や大学生を集めている点が異なります。参加者には科学の国際的な大会で入賞したことがある生徒が多いようです。

このLIYSFは1959年に第1回が開催され、今年の夏には59回目を迎えます。
2016年の夏には75カ国から500名の参加者を集めました。

インペリアルカレッジの寮に滞在し、ノーベル賞受賞者などの講演を聴く機会があります。
オックスフォード大学やケンブリッジ大学の研究機関を訪れたり、希望者はロンドン観光やストーンヘンジ観光、ハンプトン宮殿なども訪れる機会があったようです。「オペラ座の怪人」や「チャーリーとチョコレート工場」などのミュージカル鑑賞をオプションで選べたそうです。

同世代の若者が楽しめるイベントが数多く用意されていて、とても楽しく充実した2週間を過ごせるプログラムとなっています。言語や文化も異なる様々な国の若者との交流イベントも魅力的ですね。

今年の参加者は高校生がかなり多かったようです。
小国ながら20人、30人と参加した国もあると聞いています。

参加するハードルは高いかもしれませんが、国際色豊かな環境の中、イギリスのトップレベルの研究機関を訪れる機会が得られる素晴らしいプログラムです。サイエンスが大好きな科学者を志す高校生や大学生の方にお奨めです。

日本からの参加者はまだまだ少ないようですので、サイエンスに興味のある高校生やイギリスの研究機関を訪れてみたい大学生の方など、来年に向けて検討されてみてはいかがでしょうか。

2017年の募集要項ではLIYSF開催時に16~21歳であることが条件となっています。
出願条件を満たしていることを確認してくれる学術分野の推薦者も必要です。

今年もインペリアル・カレッジ・ロンドンで開催され、期間は7月26日から8月9日までとなっています。

テーマは“Science – Making Life Better”です。

【追記(8/21)】

今年のLIYSFは終了しました。来年の第60回LIYSFは2018年7月25日から8月8日まで開催される予定です。

60th LIYSF 
25th July to 8th August 2018

詳しくはウェブサイト(http://www.liysf.org.uk/)をご覧ください。