奨学金制度が充実してきたこともあって、英国のトップ大学進学を目指す高校生が増えてきたのかなという印象を受けています。そこで、オックスフォード大学（学部）の留学に関して、意外と知られていないことも含めて15ほど箇条書きにしてみました。
- オックスフォード大学とケンブリッジ大学は併願できない（大学院は併願可）
- オックスフォード大学は編入を認めていない。新入生は全員1年生（学士入学等による編入制度はない）
- オックスフォード大学の学生のうち公立学校出身の学生の割合は約69%（2020年入学生のデータによる）
- 国内生と留学生で学費が異なる。専攻にもよるが、留学生は国内生の約3〜4倍の学費（2021年入学以降、EUの学生は留学生扱いで学費負担増大。2020年入学生までは国内生扱い）
- 学費は毎年高くなる（上昇率は通常6%以内、消費者物価指数を超えない範囲）
- 大学1年生は全員オックスフォード大学の所属カレッジ（学寮）に住む
- 学寮に何年間住めるかは所属カレッジによって異なる
- 大学1年の成績で単位が取得できない科目があると退学となる
- 基本的に授業の出欠は取らず、成績評価に反映されるのは学年末試験の成績のみ
- 卒業式は選択申込制。日本の大学とは大きく異なる。年度終了時に一斉に卒業式を執り行うわけではない
- オックスフォード大学と交換留学協定を結んでいる大学*から交換留学生として留学することが可能（*）
- オックスフォード大学公認の留学生向けサマースクールを実施しているカレッジあり
- オックスフォード大学が英国内の公立学校生徒向けに主催しているサマースクールUNIQ Summer Schoolがある
- SAF（Study Abroad Foundation）という米国の認可非営利教育機関の日本事務局を通じてオックスフォード大学のSt. Anne’s Collegeに1年間留学をする人も
- 世界の提携研究大学が実施するプログラムIARU （International Alliance of Research Universities）を通じて提携大学に所属している学生はオックスフォード大学に留学できる機会がある
オックスフォード大学で学生生活を過ごしたい高校生やサポートする親御さんにとって、少しでもご参考になることがあれば幸いです。