英国のジョンソン首相が22日発表した内容によれば、イングランドのロックダウンが3月8日から段階的に規制緩和されるそうです。昨年12月から始まったワクチン接種が迅速に進んだ結果、新規感染、死亡者数とも減少に転じたとのこと。漸く長く暗いトンネルの中に遠くから一筋の光が差し込んできたかのような心持ちがします。
厳格な条件をみたせば、という条件付きではありますが、全て順調に進めば6月21日に社会的交流に関わる全ての法的制限が解除される予定だそうです。最初の計画通り、段階的緩和が進み、屋外、屋内や人数などの制限なく、人と自由に交流できる日を待ち望んでいます。
緩和を「次の段階」に移行させるには
・ワクチン接種の進展
・死者・入院者数の減少
・変異株の評価
・医療機関に過剰な負担をかけない感染率の維持
の4項目を満たすことが条件だそうです。行程表は日付ではなく、あくまでデータに基づいて各段階で判断するそうなので、状況次第ということではありますが…。
以下、書き留めておきます。
第1段階
3月8日〜
全ての学校が再開。放課後の屋外スポーツやアクティビティも認められる。
公園などの屋外公共スペースにおけるレクリエーションは最大2人まで、座ってコーヒーを飲む、ピクニックをするなど認められる。
3月29日〜
最大6人までの屋外での集まりOK
・最大6人または2世帯までの屋外集会が認められる。
・テニスやバスケットボールなどの屋外スポーツ施設も再開が認められる。
第2段階
4月12日〜
ジム、店舗、美容院などが営業再開が認められる。
・必要不可欠ではない小売店、美容院、図書館などの公共施設の一部
・アルコールのテイクアウトやビアガーデン、動物園、テーマパークなどの屋外活動
・スイミングプールやジムなどの屋内レジャー施設
・自炊式の貸別荘やキャンプ場などの自給自足型宿泊施設
第3段階
5月17日〜
屋内での交流や娯楽施設の営業が認められる。
・最大2世帯まで屋内で集ることができる。「6人ルール」はパブなどの接客サービスのある場所に適用。
・映画館や博物館、ホテル、パフォーマンス施設、スポーツイベントが再開。社会的距離は保つ必要。
・サッカースタジアムなどの大型屋外施設には最大1万人の観客が動員可能。
・結婚式や披露宴、葬儀や通夜には最大30人が参加可能。
第4段階
6月21日〜
社会的接触に関する法的制限が全て解除される可能性。
ナイトクラブなどの最終段階まで閉鎖が続いていた分野が再開。
スコットランドなどイングランド以外の地域でも各自治政府が段階的緩和を進める方針を示しているとのこと。地域ごとに異なるルールが敷かれる可能性もあるようです。
【参考】
ジョンソン英首相、イングランドのロックダウン段階的緩和を発表 – BBCニュース
(https://www.bbc.com/japanese/56164628)