3年ほど前海外大学の受験情報を収集していた時期に、ケンブリッジ大学のホームページ上で、学部の受験生に向けて推薦図書として掲載されていたのが以下の3冊です。備忘録も兼ねて書き留めておきたいと思います。
Thinking Skills
Critical Thinking and Problem Solving (John Butterworth and Geoff Thwaites)Cambridge University Press
Critical Reasoning
a practical introduction(Anne Thomson)Routledge
Critical Thinking
A Concise Guide(Tracy Bowell and Gary Kemp)Routledge
(※ 画像をクリックするとアマゾンのリンクに飛び、詳細をご覧いただけます。)
3冊とも購入してみたものの、日本の高校のカリキュラムに沿った学校生活を送りながら、この本を読みこなすほどの労力と時間を割くのは実際のところかなり難しいです。
高校生や大学生がこの教材を用いて、ネイティブの教師から直接指導を受ける機会があれば、クリティカルに物事を思考できる人材の育成に役立つのではないか思います。また、教員がこうした思考法を欧米で身につけた指導者から学べるような研修会があるといいですね。
アマゾンでCritical thinkingの本を検索すると、膨大な量の本が出てくるので、いったいどの本を選んだらよいか迷われるのではないでしょうか。そうした時には、ケンブリッジ大学のホームページ上で以前紹介されていた3冊の本の中から選択されてみてはいかがでしょうか。
一方、誰でも気軽に見られるのが、オックスフォード大学が提供するCritical Reasoning for Beginnersの公開講座です。クリティカル・リーズニングはクリティカル・シンキング(批判的思考力)の中でも論理的な思考を意味するようです。
初級編が無料で公開されています。
クリティカル・リーズニングがどのようなものか知るための入門編として最適かもしれません。オックスフォード大学の授業の雰囲気を味わいながら、英語の勉強にもなり一石二鳥ですね。
こちらからご覧いただけます。(https://podcasts.ox.ac.uk/series/critical-reasoning-beginners)
〈例〉
Critical Reasoning for Beginners
第1話 The Nature of Arguments